不登校と日常生活

 不登校の人の中には、学校で本当は勉強したいけれどもいじめや病気などの理由があって登校できず、本当は勉強したいという人と、いじめなどの理由で学校の事を思い出したくないから勉強はなるべく避けたいという人がいると思います。

 

 不登校の人の場合、自分の身を守るために不登校状態にあると思いますので、無理に学校の事を思い出したくないという人は、気分がよくなるまでは、学校の事を思い出さないために、勉強から離れるというのもやむをえないと思います。

日常と勉強

 学校の事を思い出したくないから勉強から離れるというのはやむをえないのですが、気が向いたときには、少しずつ自分の好きな科目から勉強してみるのもよいと思います。

 

 あるいは、本当は勉強したいけれどもいじめなどの理由で学校に行けずに勉強できないという人も、自分自身で時間の使い方を工夫できるようになるまでは試行錯誤が必要になるので、ゆっくりと日常生活の中で勉強時間を少し設けてみるなどのことからはじめていく事が必要です。

 

 不登校の人は、日常生活の中で、なかなか勉強というものを位置づけることが難しかったり、時間の管理がうまくできなかったりする場合があります。病気の人の場合は、治療のために時間を使うこともあるので、勉強に取り掛かることは難しいと思います。

 

 他の人と同じように勉強が出来ないというような焦りを感じることもあるかもしれませんが、焦りがある状態では、自分自身の心がさらにつらくなってしまうので、焦りがあるうちは、思い切って勉強から離れてみる、あるいは勉強のスピードを緩めるなどの時期をつくるという判断も必要になる事があると思います。後で、自分自身の気持ちが安定しているときに、効率よく勉強して、勉強の遅れを取り戻したほうが、長い目で見ると勉強を進めたり不登校から脱出したりするための近道になると思います。

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