不登校の勉強法を改めて整理

   不登校の人たちの勉強法等に関する相談として、とりわけ中学生や高校生に該当する年齢の人が自宅でどのように勉強するのかという事、あるいは自宅で勉強したことを将来に繋げていくためにはどうすればよいのかということなどを真剣に問うものが多いように思います。

 こうした悩みを持つ人に役立てることができるように、不登校の人たちが具体的にどのように自宅で勉強すればよいのかということを、まとめて簡潔に整理してみました。

1、自宅で教科書ワークやガイド、参考書で学習する

教科書ガイド等についての詳細な説明

学校の授業を聞かなくても教科書を生かすためには、教科書の会社が出版している教科書ガイドや教科書ワークといった教材がおすすめ。これを教師の解説代わりに使いながら、学校の教科書をベースに自宅で学習する。

2、自宅でインターネット学習塾などの活用

インターネット学習塾等についての詳細な説明

独学でカバーできない部分を自宅で学ぶための手段としては、学習塾業者などが運営しているインターネット学習塾などで、バーチャルの授業を受けて学習内容を理解するという方法も有益。教科書や参考書を自分で読むのは大変だと思っている人向け。

3、フリースクールやサポート校に通う

フリースクールやサポート校についての詳細な説明

 学校には行けないが、自宅から外出できる状況にある人の場合、フリースクールやサポート校で、自分の居場所をみつけながら勉強を続けるということも可能。小中学校の人たちの場合は、学校との連携次第ではフリースクールへの出席が学校の出席日数に加算されるケースも。高校中退者向けならサポート校と連携した高校を卒業する事も可能。

高校卒業資格を得ることを目標にしよう

 いずれの場合でも、特に推奨したいのは、高校卒業の資格を得て、高卒向けの求人に応募したり、大学に進学したりできるようになることを目標にすることが大切です。自分の体調などを考慮しながら、自分のペースで無理をせずに頑張る事が大切ですが、不登校の人でも、自宅で工夫をしながら勉強を続け、あとは最低限必要な外出・登校をすれば、高卒認定試験を受けて合格したり、通信制高校の卒業資格などを得ることができます。

 10代の不登校の人の中で、勉強法を探して迷っている人は、まずは高校卒業資格を得る事を目標にし、それに向けて自宅での勉強を工夫していくことが大切です。

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