参考書と問題集の使い方

 自宅で自分のペースで勉強したいと考える人にとって、教科書だけで学習を進めるということは非常に困難を伴うものです。なぜなら、教科書は学校の授業で使用することを前提としているためです。

 そのため、不登校の人の場合、教科書で勉強するためには、教科書ワークといわれるような、教科書準拠の解説本を利用する事をおすすめします。

 

 ただし、実際に学習内容を理解し、問題を解くことが出来るようになるには、市販の参考書や問題集を使うことが大切になります。学校の教科書よりも分かりやすい、すぐれた参考書や問題集もたくさん販売されているので、自分にあった参考書や問題集を選択することが大切です。

参考書で勉強内容をつかみ、問題集で理解を深める

 市販の参考書や問題集を選ぶ上で、まず重要なのは、参考書と問題集の違いを知ることです。

  • 参考書・・・学習内容を分かりやすく解説したもの。
  • 問題集・・・実際に問題を解くことで理解を深める目的のもの。

 

 参考書の場合、学習内容を分かりやすく解説したものですが、実際に理解できたかどうかを試すために問題を解く段階では、内容が不足しています。

 一方、問題集の場合、学習内容の理解度を試したり、理解を深めたりする上で重要な問題がたくさん載っているため、問題を解き慣れることはできますが、解き方がわからない問題に対する解説が不足しているため、基本的なことがわからないままに問題集だけを使うことは難しいと思います。

 

 そのため、参考書と問題集を使い分けるなら、参考書で勉強内容を掴み、問題集で実際の問題に触れ、わからない問題があったら参考書に戻って更に勉強を深めていくという事を繰り返す事が大切です。

sponsored link