独学で勉強を進める場合

 学校に通えないという人の中には、「学校に似たような場所には行きたくない」という人と、「学校以外の場所だったら通える」という人がいると思います。

 このうち、「学校に似たような場所には行きたくない」という人は、自宅での学習を行うことになります。また、自宅近くにフリースクールやサポート校がない場合も、自宅での学習ということになります。

 ただし、体調不良などの事情がある場合には、あまり無理をしないことが大切です。

学校指定の教科書を自分で解く

 学校の勉強の遅れを自宅で取り戻す場合、やはり重要なのは、学校指定の教科書に取り組んでいく事です。

 

 ただし、先生の指導を受ける事ができないので、学校指定の教科書にあった参考書や問題集を使うことが大切です。学校の教科書に準拠した教科書ワークのようなものを自分で購入し、教科書ワークを参考にするとか、学校の教科書では見えにくい重要ポイントを整理した問題集に取り組んでいく事が大切です。それらを参考にしながら、学校指定の教科書を少しずつ理解していきましょう。

インターネットの学習塾を活用する

 従来の学習塾は、決まった時間に、しかも、学校に似たような場所で授業を受けるしくみですから、不登校の人にとってはなかなか行きづらい面があると思います。

 しかし、最近は、学習塾の会社が、インターネットで勉強の内容を解説するサービスを提供しています。自宅にいながら、独学では分かりにくいポイントを把握する事ができるという利点があるため、独学の人でも自由に勉強できる、非常に画期的なシステムといえます。

 

 インターネットの学習塾の場合は、自宅で自分の都合にあった活用ができ、どちらかといえば、独学の教材の一つとしてとらえるほうが適切だと思いますので、不登校の人にとっては相性の良い学習システムだと思います。

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