学校の教科書を活用しよう

 不登校の人の場合でも、小中学生は学校から教科書をもらう事ができますし、高校生の場合でも、自分の学校の教科書を購入する事ができるはずです。

 

 不登校の人の場合、自分の力で勉強しようと思えば、まず最初に重要になるのは、学校の教科書です。例外的な場合を除けば、基本的に、学校の授業では教科書を使っているので、学校の勉強の遅れを取り戻そうと思うのであれば、学校の教科書を基準に勉強を進めることが最も無難です。

 

 ただし、不登校の人の中には、学校の教科書は学校での出来事を思い出すので見たくない、他の教材なら勉強できる、という人もいると思いますので、そのような人は市販の参考書や問題集を使ったほうがよいということになります。

数学や英語は順番どおりに勉強しよう

 すでに不登校の期間が長い人の場合、どの科目から勉強していけばよいかわからないという人もいますが、暗記重視なら社会や理科が最も取り組みやすいと思います。たとえば社会の場合、例えば地理の部分を後回しにしたとしても、歴史から先に取り組む事が可能ですので、取り組みやすい単元から取り組む事ができ、不登校の人にとっては学習したという実感を得やすいものと思います。

 

 一方、数学や理科は、前の単元が理解できないと次の単元の内容も理解できないという性質を持っていますので、不登校になった時点の学年の教科書から順番に取り組んでいくことが必須になります。数学や英語は、教科書の目次どおりの順番で取り組んでいくということを忘れないようにしましょう。

教科書準拠の教材で理解を深めよう

 不登校の人が教科書の学習を進める場合、教科書会社が出している補助教材のようなものを活用することが重要です。本屋やインターネットで、教科書会社が出している準拠教材(教科書ワーク、教科書ガイドなどと呼ばれるようなもの)を探して購入し、教科書を理解するための参考にする事が大切です。不登校の人の場合、学校の先生の授業が聞けないわけですから、教科書準拠の教材が授業の解説代わりになるので、出来る限り、教科書ワーク等を参照しながら学習を進めていきましょう。

 

 なお、教科書ワーク等を使っても勉強がわからない場合、市販の参考書や問題集で、もっとわかりやすい説明がされている場合もあります。市販の参考書や問題集による学習で基礎的な部分から着実に理解していきましょう。

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