教科書ガイド・教科書ワークの活用

 不登校の人の場合、学校の授業に出席する事ができません。そのため、不登校の人が学習を進める場合、学校の授業を聞くことが出来ないという状況の中で、学習を進めていかなければなりません。

 

 しかし、学校の教科書は、学校の授業を聞くことが前提として作られているため、学校の授業を聞かずに自力で学習を進めるには少し無理がある教材だといえます。そのため、不登校の人が教科書に合わせて勉強するには、学校の教科書を補完するための別の教材を使う必要性が生じます。

教科書ガイド等で、独学でも教科書を深く理解する

 教科書を理解するためには、教科書とは別のわかりやすい参考書や問題集を使うことも大切ですが、一般的には、教科書を生かして学習を進めるほうが良い学習効果を上げることができます。学校の授業を聞かなくても教科書を生かすためには、教科書の会社が出版している教科書ガイドや教科書ワークといった教材がおすすめです。

 

 これらの教材は、教科書を出版している会社が、教科書にあわせて、教科書をより深く理解するための教材として販売されています。大規模な書店やインターネット販売などで購入できるものですので、不登校の人が独学で学習を進めるためには、授業代わりとして、これらの教材をそろえておくことをお勧めします。

授業が理解できない人にはおすすめ

 教科書ガイド等の教材は、学校の先生によっては、生徒が先生の意向に沿わない形の学習を進めてしまうという事を理由に、あまりよく思っていない人もいるといわれています。

 

 しかしながら、逆に考えると、学校の先生の授業の方針が合わなかった人にとっては、教科書ガイドを活用した学習のほうが授業よりも相性がよく理解しやすい可能性もあるということを意味します。

 

 特に不登校の人の場合、学校の先生の授業の方針が合わないとか、そもそも授業が成り立っていないような学校だったとかいう場合もよくありますので、教科書ガイド等を使った学習を試してみる価値は十分にあると思います。

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